2017年4月19日
血液をサラサラにする健康法<そのU>
現代人の血はなぜドロドロなのか?
食が血となり、血が肉となる・・・食が病気を規定することになる。
現代の人間の体は栄養過剰であるがために諸々の病気が起こる。
過食は血中に老廃物を増やして血液を汚し、万病の下地を作る。
「腹八分に医者いらず、腹十二分に医者足らず」である。
ストレスが免疫力を低下させる。人間の体に肉体的・精神的負荷が加わるとそれに対抗するために副腎髄質からはアドレナリンが、副腎皮質からはコーチゾールが分泌される。アドレナリンは血管を縮め血液中のコレステロール、中性脂肪を増加させて血液を汚す。コーチゾールは白血球のうちのリンパ球を溶解して免疫力を低下させあらゆる疾病にかかりやすくさせる作用を持つ。
運動とは、筋肉を収縮させたり弛緩させたりすることである。そうすることで、筋肉の中を走る血管も、血行がよくなり体温が上昇する。
体が冷えると、人間の平均体温・摂氏三十六・五度で営まれていた体内のあらゆる化学反応(代謝)が抑制されるので、燃えかすが残留し、血液を汚すことになる。
「冷えは万病のもと」と言える。
体を温めると、血管が拡張し、老廃物や脂肪もよく燃焼され、血液もサラサラになる。
石原結實著より